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ショックアブソーバ交換 (Shock absober) 
00/12/13 約10年間、ショックを替えたことなかったので、奮発して新品ショックに替えました。 
特に、乗り心地が悪くなったとか、抜けたという訳では無いのですが、年数も経っているし、
どれだけ違いがあるのか試して見たかったので・・・。
ちなみに今回替えたのは (BTBショック)、以前は(モンローラジアルマチック)を装着してました。

>>交換後のインプレッション
乗り心地に関しては、劇的な変化は感じられずちょっと硬くなったかな?という感じ、
しかし、発進時のフロントの浮き上がりやブレーキング時のノーズダイブがかなり減って、全体的に車がカッチリしたようです。
ショックの劣化の進行状態ってなかなか解らないもので、新品に替えた時、違いに驚かされますね。

■まずはフロントショックから

車をジャッキUPする前に アッパーサポート部分の17mmナットを少し緩めておく(矢印)
ナットがきつく締まっていた場合、この状態の方が力を入れやすいから。

ジャッキUPしたら必ず、リジットラック(馬)やブロック、外したタイヤなどで車を固定する。
ジャッキだけだと不安定なので危険です。

>>余談
ストラットバー取り付けの際、ブレーキリザーバタンクキャップが干渉するので
タンクを逆につけた。 ストラットバーは OMP
バッテリーは国産規格の物に替えてます。 (44B19R)


ブレーキキャリパー取り外し

ここでの作業は、ブレーキパッドを交換するときと同じですので参考になると思います。

上2つ、下2つのスプリングクリップ (矢印) を引っ張って取ります。
上下2枚のロッキングブロック (スライドレール) を引っ張り出す。
奥の方にマイナスドライバーなどを当てて、ハンマーで叩けば出せます。

あとはキャリパーは取れるはず
外したキャリパーは写真のように、スタビライザーに引っ掛けておけば良い。

ショックを固定しているボルト、ナット (17mm) 2本を外し、サスペンションアームを
下にずらします。私は足で踏みつけてますけど・・・
ドライブシャフトブーツが劣化していると、無理すると亀裂が入るかもしれないので慎重に。

写真のようにショック下側がフリーになったら、アッパーサポート側のナット (10mm、3個)
を、外す。(ショックが落ちる可能性があるので抑えながらね)
ストラットAssy

スプリングを縮める作業
スプリングコンプレッサーという工具がないと出来ません。
縮めた状態で針金で固定するという話も聞いたことありますが、安全性を考えるとねぇ〜

スプリングコンプレッサーを上下いっぱいに180度対向してかけ、
均等に締め上げていきます。
スプリングが遊ぶまで縮めたら、アッパーサポート部のナットを外します。
先にナットを緩めてあるので、割合簡単にナットは外れるはず。
アッパー部分構成パーツ

私の車の場合、中央に写っているカラーが割れていました。
アッパーサポートも劣化していると思われるので、
ショック交換の時に一緒に替えたほうがいいでしょう。

>>組み付け
ショックを最大に伸ばした状態にして、スプリングの中を通し、
上下のスプリングサポート部分を合わせ
アッパー部品の順番を間違えないように組み付けます。
速やかに作業を進めないと、自然にショックがゆっくり縮まってしまい、
最後にナットをかけるのに苦労しました。(笑)

あとは、外す時と逆の工程で進めて行けば OK !!


締め付けトルク(mkg)

・アッパー17mmのナット 2.5
・アッパー10mmのナット  1
・ストラット下側2ヶ所    6

リアショック

樹脂カバーを外し、17mmのアッパーサポートナットを緩める。

エアインパクトがあれば緩めるのは簡単ですが、手動でやる場合
写真のようにモンキーレンチなどで抑えながら。
結構キツく締まっていると思うので、モンキーで抑えたところをナメないようにね。

錆固着で緩まない時は、CRC(潤滑スプレー)を付けて
数日間浸透させてから再チャレンジ。
サイドブレーキワイヤーロックピンを外す。(矢印部分)
ロックピンが錆びてたりして折れるかもしれないので、
新品を用意していた方がいいです。
ホームセンターなどで売ってます。

ワッシャーが1枚入っているので、ロックピンを外した時
紛失しないように注意!!

ショック下部、2本のボルト、ナット外し

先に上のボルト(17mm)、ナット(17mm)を外し、下のボルト(17mm)、ナット(19mm)を緩めて
ドラムブレーキを斜めにし、サイドブレーキワイヤーをショックのサポートから外す。

ドラムブレーキは結構重いので、ブレーキホースが引っ張られないように抑えながら、
下側のボルト、ナットを完全に外す。
下側のボルトにブッシュが固着して抜けない時は、
そのままハンマーなどで叩くとネジ山を潰してしまうので注意。
ブレーキホースに負担を掛けないように、写真のようにドラムの置く場所を
確保しておく。


組み付け
アッパー部分から取り付ける。
先に車体がわにブッシュを取り付けておく。(ブッシュは下の写真)
リアゲート開けて作業すると、1人でも手が届く。
アッパーナットを軽く締めたら、ショックを下のほうに伸ばして
ロアアームに入れて、ブレーキドラム入れて、先に下側のボルトをある程度締める。
うまく穴を合わせないと、ボルトがなかなか入っていかない>>結構苦労した。
(上側も締めてしまうと、後でサイドブレーキワイヤーを留める作業が・・・ねっ!! )
後は外す手順と逆に組んでいけば OK!!
ブッシュは写真のように、ゴムを鉄の筒に通して内側と外側で
車体をサンドイッチする感じ。
鉄の筒に入れるとき、アーマオールとかをつけると入れやすい。

この筒はBTBショックに付いてて、純正には付いてません。
(最近のBTBには筒は無いらしいとの情報があったので、
設計変更してシャフトが太くなったんですね)

締め付けトルク(mkg)

・アッパーナット 2.5
・ストラット上    6
・ストラット下    8

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