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ブレーキパット(Brake pads)

上下のロックピン4個 (2個の車もある) をラジオペンチなどで引っ張って外し、
上下に付いている鉄板 (ロッキングブロック又はスライドレールとも言う)
を、引っ張り出して外す。
マイナスドライバーなどを横にして当てて、奥からハンマーで叩くと簡単。

鉄板2枚外せばキャリパーが取れる。
キャリパーは意外と重いので、ぶら下げておくとブレーキホースに負担がかかるので、
写真のように、スタビライザーに引っ掛けておくと良い。

>>余談
ローターの交換も割合簡単に出来る。
写真の状態から、キャリパーサポートブラケットを外して、ローターを留めている
ボルトを2本外すと、呆気なくローターが取れる。
錆びて固着してたらプラハンでぶっ叩きましょう。
以前、ローターを研磨してもらったことがあるが、脱着料も込みで3万円も掛かった。
新品のローターに替えたほうが安かったよぉ〜!!(iOi)
パッドはこんな感じで外せる。
パッドの上についているスプリングの名前は何だろうと思い、
ヘインズのFIAT PANDAのマニュアルを調べたら、「anti-rattle spring」だそうです。
要するに、パットを固定するバネなんだけどね。


>>ヘインズのマニュアル本
「初期型PANDA」と、エンジンレイアウトや、ブレーキレイアウトなど、
かなり共通の部分があるので役に立ってる。
後は、「FIAT 127」・・・私はこの2冊を持っている。
新しいパッドを組み付けたら、キャリパーを入れるのだが、
パットが厚くなった分、ピストンを押し戻す。
写真のような「キャリパーピストンスプレッダー」などという工具があるが、
ウォーターペンチなどでも代用出来る。
力のある方は素手で押し込むとか・・・(笑)

キャリパーを押し込んだ時、エンジンルーム内のブレーキフルードタンクから
ブレーキフルードが溢れ出すかもしれないので、液量をチェックしながらね !!
ブレーキフルードは塗膜を溶かして、ボディの腐りの原因になるので・・・。
ブレーキグリスを塗る場所

・パッドの裏面、キャリパーと接する所
・パットの上下、キャリパーサポートブラケットと接する所
・ロッキングブロックの裏表

ブレーキ専用のグリスを使用すること

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