A112

排気浄化装置 その他 (Emission control)

チャコールキャニスター

燃料蒸発ガス排出抑止装置の中心的部品。
よーするに、ガソリンタンク内やキャブレター内で
蒸発したガソリンを直接大気開放しないで、フィルターを
通して浄化する物です。

平行物はこれと違うものが付いてる場合があります。
二次空気供給装置 (リードバルブ)

排気マニホールドへ向かって空気を送り込み、
排ガスに含まれているCOとHCを減少させる機構。
ビアンキの場合、エアクリーナの象の鼻みたいな所から、
排気マニホールドの下のほうに水道管みたいな銅パイプで
繋がっています。

平行物の一部の個体には付いてないのもあります。
ブローバイガス還元装置

エンジン内で発生した未燃焼ガスを大気開放せずに
キャブに戻して再燃焼させる。

写真は大気開放でした・・・(^^ゞ

ビアンキの場合は、装置などと言う機構は無く、
直接ホースでエアクリーナケースに戻しているだけ。

写真はアバルトで、ジュニア、エリートは
タペットカバーの逆側にあります。


■ 触媒
触媒、上から 触媒、斜め前から マフラー一式
EXマニから例の水道管が・・・ 触媒2タイプ Jrの触媒、室内から・・・
触媒ですが、私の知る限りでは車の年式で2タイプあります。 触媒そのものは一緒ですが、接続部分が違う。

上図のAタイプ・・・85年式ジュニア、アバルトに付いていた。 フランジが付いていてボルトで留める奴。
     Bタイプ・・・83年式アバルト、2台ともこっちのタイプ。 マフラーパイプを差し込んで、U字金具で固定する奴。

私の推測ですが、この車の触媒や排気浄化関係の部品は日本に輸入されてから、取り付けられた物ですので
当時のディーラーのJAX以外の車(並行輸入車など)や、ショップなどで、うまい具合に他車パーツを流用している場合は、
これと異なる物が装着されているかもしれません。(車検で排ガス検査に通ればいい訳だから何を付けてもOK?)

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