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ダッシュボード脱着 (Instruments panel)  
気候、湿度、駐車条件(直射日光が当りっぱなし)などの要因で、ダッシュボードが風化して亀裂、陥没することがあるらしい。
脱着する時は、電装品関連スイッチもいじるので万が一のショート防止の為、バッテリーの端子を外しておく。

ダッシュを留めているビスは7箇所(図矢印)

・左右の端 
・センター上部、風向板の下
・ボンネットオープナーの左側
・空調パネル下側
・助手席側、ドアの前の方
センター上部のビスは、風向板の下に隠れているので
マイナスドライバーなどで風向板を外す。(左図)

これらのビスを外す前に、ステアリング、スピードメーターパネル、
各電装スイッチ、コネクタ類を外す。【スピードメーター、周辺SWを参照】

あと、ヒューズBOX (左右2本のビスを外してぶら下げておく)
空調レバー・パネル(レバーは奥のほうで爪で引っかかっているだけなので、
うまくあおりながら)
オーディオも付いていたら外す。

さて、問題はボンネットオープンワイヤー(下のほうに詳しく記述)

室内側から外せないので、エンジンルーム内のフックの所から外す
写真は、自転車のブレーキワイヤーを流用した自作品。
純正はピアノ線みたいな奴を使っている。
ワイヤーの圧着は家庭用エアコン配管の銅パイプを切って製作した。
(写真、銅色の部分)

ワイヤーを留具から外して真っ直ぐに伸ばして、室内側から引き抜く。
ワイヤーが通っている白いチューブはそのままでも抜けるが、
挿入時、外して真っ直ぐにしないと入れにくいかも。

ワイヤーが切れてしまった場合、自作出来る。

(左図)・・・ワイヤー類、アルミの留具はホームセンターで入手出来る。
右 ピアノ線、末端にアルミの留具を通してワイヤーを折り曲げ圧着。
左 自転車用のブレーキワイヤー、末端に鉛が付いているので楽。

ボンネットオープナー、割れたり折れたりという話も良く聞きます。
パーツは、専門ショップなどで 1.000円前後で入手出来ます。
取れた!! の図

脱着の際、コラムスイッチレバー(ウインカー、ワイパーレバー)を
折らないように注意する。
ま、外したほうが安全ですな。

装着時、矢印部分にダッシュボード内部にある突起部分を差し込むようになっている。

組み付けの時、電装スイッチやスピードメーターを完全に固定する前に、
ひとつずつ動作チェックをする。
不具合があった場合、またバラすのは大変だから・・・。
ボンネットワイヤー挿入の図

ワイヤーに潤滑剤(CRCなど)をつけておくと入れ安い。

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