ドライブシャフトブーツ (Driveshafts oil boot)

年式によるドライブシャフトブーツの違い
(個体によっては、下記年式に適合しない場合がありますので、
自分の車がどちらのタイプか目視確認必要です。)


ここではミッション左側(運転席側)について説明しております
右側(助手席側)は83年式、85年式共、同じ固定方法(金属プレート)です。
膨らみの形状が違う

固定方法が違うので、下側の形状も
裏側
83年式の固定方法

固定用の金属プレートで3箇所ボルト留め
85年式の固定方法

金属のバンドで固定

上手前に見える棒はフレームトラクションロッド


■ミッション側シャフトブーツ交換 (とりあえず左側)

ポンチの先端をマイナスドライバーのように平らに加工した自作ツールを
ハブナットの緩み防止ロックの潰れた部分に突っ込んで
ハンマーで叩いて潰れをを戻す。

このハブナット、古くなってるようなら新品に交換したほうが安心。

30mmのボックスレンチでハブナットを緩める。
強力なインパクトレンチがあればジャッキUPした状態で緩められると思うが、
自分の手法は、純正鉄ホイール・タイヤ(スペアタイヤ)を接地状態にしておいて
レンチの柄に体重を掛けて緩めてる。

アルミホイールだとセンター部分のデザイン等でレンチが入らなかったり
傷付けたりする場合があるからね。

ホイールボルトを緩めて、ここでジャッキアップして
リジットラック(馬)に乗せて車体を固定。

ブレーキパットを外してキャリパーを針金等で、上から吊下げておく。

ストラットを残したままだったらスプリングに吊下げても良し、
ストラットを外したとしても、インナーフェンダーの上側に
「ここに針金を通して吊下げて下さい」とでも言いたそうな穴がある。(笑)



そうそう、ミッションオイルを抜いておくのを忘れずに!

タイロッドエンドをタイロッドエンドプーラー、SST(専用ツール)で外す。
ここにはゴムブーツを使用してるので、ツールで傷を付けないよう
気を付けて作業する。
万が一、ゴムブーツに傷が付いて、グリスが漏れ出すような状態だと
車検に通らないばかりでなく、中のボールジョイントに悪影響を及ぼす。

純正ではゴムブーツは出てないので、タイロッドエンドごと交換になる。
・・・が、寸法さえ合えば国産なんかの汎用品が使える。
今の所、メーカー・品番・どの車種用等の詳しいデータは無いけど・・・。

ストラットを外したほうがやり易いけどめんどくさいので
リジットラックから紐で引っ張ってアウターシャフトブーツに
当たらないよう避けたりして^^;

ドライブシャフトをミッション側に押しつつ
フロントハブナックルをうまく捻ってやるとピンポイントの角度で
抜ける所がある。

ミッション側のブーツを固定してる方法(金属プレート・バンド留め)に
準じて取り外す。

ドライブシャフトのミッション側は
スナップリングプライヤーで、リングを外して
トリポリジョイントをシャフトから抜いて、ブーツを入れ替える。


ちょっと参考画像は「等速ジョイント」の所にも載ってるよ〜ん。

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